直霊とは?

パワーシンボルを伝授されるときに目にする「直霊」という真言があります。

これはいったいどんな意味をもっているかとレイキティーチャーであれば、生徒さんに教えなければなりません。

 

しかし、海外を回って日本に帰って来たレイキは、神仏混合でありながら、神道の教えが薄く感じられます。

 

海外を回ってくれば、直霊を「ちょくれい」と発音するようになってしまうのは、いたしかたないことではないかと思われますが、日本語の古来からの読み方を当てはめれば、この「直霊」なる真言の本来の意味を受け取ることが可能です。

 

直霊とは、曲霊と対比される言葉で、なほみたまと読みます。これに対するのは「まがみたま」です。

この御霊は、神として日本書紀第五段第六の一書に

八十枉津日神が成った後に

神直日神(かみなほひのかみ)

大直日神(おほなほひのかみ)の二柱の神の成り立ちとして書かれています。

 

 

 

 

禍をなおす神

「なほ」は、禍を直すという意味で「び」は神霊を意味するクシビの「び」とも「直ぶ」の名詞形「なおび」であるとも言われます。どちらにせよ、直毘霊は凶事を吉事に直す神ということです。

なほ 直

まが 禍 曲 と対する言葉であり、折口信夫は、なほびの神は、まがつひの神と対句して発生した表裏一体の神であるとしています。

 

直毘霊は、穢れを祓う神事を行う際の祭主であり、伊豆能売は巫女のことであるとも考えられるようです。

 

折口信夫(おりぐちしのぶ)

 

 

ナホは禍を直すという意味である。ビは神霊を意味するクシビのビとも、「直ぶ」の名詞形「直び」であるともいう。いずれにしても、直毘神は凶事を吉事に直す神ということである。ナホ(直)はマガ(禍、曲)と対になる言葉であり、折口信夫はナホビの神はマガツヒの神との対句として発生した表裏一体の神であるとしている。また、直毘神は穢れを祓う神事を行う際の祭主であり、伊豆能売は巫女であるとも考えられる。

 

直霊 なほひのみたま

直霊はチョクレイと音読しない場合、「なほひのみたま」と読みます。

 

直は「なお」、霊が「みたま」です

 

「なほひ」の「ひ」にあたるところは、毘、または日で表されることもありますが

「霊」もまた「ひ」と読みますから、直霊と書いて「なほひ」と呼んでもおかしくないかもしれません。

 

賀茂真淵を師とする本居宣長が、42歳の時に表わした「直毘霊」(なほびのみたま)という書があります。高天原にある天照る大御神の御神徳や、天皇の尊厳や永続性を謳歌したものです。

 

この書の中には、神々の働きと善神、悪神についても書かれており、なおひのみことを善神として記しています。

 

古道、地道をもととした神道の思想は、儒教者たちを排斥するものともみられ、反撃を受けたとされています。これを「直毘霊論争」といいます。

 

また、題名は当初は、「直霊」としていましたが、これを「直毘霊」と訂正しました。